京都の山で北山杉と寄り添い自生するクロモジ。
馴染みのない名前かもしれませんが、昔から和菓子の爪楊枝に用いられ、実は日本人には馴染みの深い木です。
その枝葉から精油を採りました。天然・国産100%です。
さわやかな香り。その香りはローズウッド(かつてシャネルのNo.5にも使われていた)と同じリナロールが主成分で、安眠・沈静効果で心が落ち着きます。
蒸し上がった残渣はホカホカと暖かく、工房見学ツアーでは足浴に使われています。
山の中でクロモジを見つけるのは一苦労・・・
残渣の中に布を入れるとほんのりピンク色、柚子は可愛らしい黄色になります。
クロモジは、和菓子に添えられる楊枝として茶道の世界ではよく知られています。また、大流行したシャネルのNo.5の香水に含まれる「ローズウッド」と芳香成分の組成がとてもよく似ていることで有名です。ローズウッドは絶滅危惧種ですので、その香りに似たものが日本で生まれていると言うことがとても面白いですね。
クロモジの芳香成分には殺菌力があるものが含まれているため、枝はかつて歯ブラシとして使われて茶道の用事として使われるようになったそうです。油分が多いため、昔は傘の柄や「かんじき」の素材に使われていました。クロモジにはいくつか種類がありますが、京都のクロモジは甘くとてもリラックスできる香りです。
千利休やシャネルなどと、各時代の著名人がこぞって愛した香りを、精油にすることによって自宅で手軽に楽しめることが最大のポイント。殆どの方が山に入ってもクロモジがどれかわからないと思います(^^;)
オーナーの個人的な使い方としては、マスクに一滴つけたり、子供服の襟元に一滴つけるようにしています。緊張した時にも落ち着きやすいですし、抗菌抗ウィルスの作用も期待できます。あと、地元の方々は希釈して肩こりにも使ったりします。本当に便利ですね。
・芳香浴 ・トリートメントとして ・リラックスしたい時 ・ヨガや瞑想に ・空気の浄化に ・自律神経のバランスを整えたい時に ・緊張を落ち着かせたい時に ・よく眠りたい時に
北山杉で有名な京北の地で、スギ、ヒノキ、クロモジ、ユズなどを蒸留されています。その他にも様々な種類の植物を蒸留する試みを行っており、私が今まで聞いただけでも、南高梅、よもぎ、黒豆、竹、松など多種多様な植物の蒸留経験があります。また、他府県からも間伐材や規格外の物などを持ち込みで上流をお願いする企業の方々もいらっしゃるそうです。私が奈良や群馬に地元精油の問い合わせをしたときに、村山社長のもとで修行をされた方だったそうで、社長の顔の広さに驚きました。
JR京都駅からバスに乗ること1時間半・・・京北の山林に囲まれた平地にポツンと一軒家。そこに「杉乃精」の工房があります。工房見学ツアーは人気があり、様々な種類の植物が、社長オリジナルのラーメン鍋を改造した蒸留器(!)で蒸留されている様子を見ることができます。また、冷却水には近くの小川の水が使われ、燃料には薪が使われています。社長お手製の石窯で焼いたピザを食べることもできて、蒸留後のスギやクロモジの残渣を使った足浴はみんなに大人気です。
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